アロマテラピー検定に独学で合格した方法。取得のメリットや揃える教材は?

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独学でアロマテラピー検定に合格した私が実践した勉強方法・受験方法のコツをご紹介します。
アロマの取り扱い・受験に対する適性や、資格取得のメリット、勉強と対策に必要なおすすめ教材の情報も。お仕事に関係がないというあなたも、きっと合格すれば日々の生活に役立てられる検定です。

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アロマテラピー検定の難易度は?独学で合格できる?

結論からいうと、内容自体はそこまで難しくないため、独学でも問題なく合格できる可能性がある検定です。この記事でまとめている勉強方法と受験方法のコツをつかむことができれば、大きく苦戦することなく合格に近づくことができるでしょう。

合格基準は『正答率80%』が目安です。
合格率はあくまで勉強した方が受験しているという前提があるので、あまり目安にならないかもしれませんが、約90%と公表されています。

ただし、アロマテラピーに対する適性があるかどうかに関わる部分はあるため、そちらについては後ほど解説します。

独学の前に、まずアロマテラピー検定とは?

AEAJ(日本アロマ環境協会)が運営する検定で、アロマテラピー(香りを使用して心身の健康を促進する自然療法)に関する知識とスキルを習得する資格試験です。
公式ページはこちら→

アロマテラピーの専門知識や安全な使い方、精油の選定とブレンド、アロマセラピストとしての倫理規定、香りの嗅ぎ分けなどに関してのテストが実施されます。

ハーブ

アロマテラピー検定で取得できる資格・級の種類

アロマテラピー検定自体には1級・2級の2種類しかありません。

アロマテラピー検定2級

試験範囲は、アロマテラピーの基礎知識安全性が中心となります。精油の知識に関しても、基本の11種類に関してのみを問われる試験になるので、比較的簡単にクリアできる試験といえるでしょう。
裏を返すと、あまり実践面の知識やスキルはつきづらいとも言えます。

▼2級の出題範囲

  • 香りテスト(香りを嗅いで答える問題)
  • アロマテラピーの基本
  • きちんと知りたい、精油のこと
  • アロマテラピーの安全性
  • アロマテラピーを実践する
  • 精油のプロフィール(対象11種類)

アロマテラピー検定1級

2級の内容に加えて、アロマテラピーのメカニズムヘルスケアやビューティケアに対する応用の仕方歴史や法律に関する知識も問われる試験になります。精油の知識に関しても、30種類をマスターしていなければなりません。
2級より守備範囲は広がるものの、実践面の知識やスキルがつく内容となっています。

▼1級の出題範囲

  • 香りテスト(香りを嗅いで答える問題)
  • アロマテラピーの基本
  • きちんと知りたい、精油のこと
  • アロマテラピーの安全性
  • アロマテラピーを実践する
  • アロマテラピーのメカニズム
  • アロマテラピーとビューティ&ヘルスケア
  • アロマテラピーの歴史をひもとく
  • アロマテラピーに関係する法律
  • 精油のプロフィール(対象30種類)

有料の本科・専科資格

アロマテラピー検定を合学した先には、「本科・専科」も用意されています。
例えば、アロマテラピートリートメントやコンサルテーションを提供できる専門人材「アロマセラピスト」や、さまざまなシーンや目的に合ったオリジナルの香りをブレンドし創作することができる能力を認定する資格「アロマブレンドデザイナー」です。

これらは専門のカリキュラムの受講が必要なことに加えて、AEAJ会員に加入し12,000円の年会費を支払う必要があるので、お仕事で必要な場合のみ取得すれば問題ないでしょう。

AEAJ

どんな人が独学でアロマテラピー検定に取り組むのに向いている?

下記の3点があると、アロマテラピー検定の受験に適性が高いといえるかと思います。逆にこの3点の中に、興味がない・苦手なものがある方は、すこし苦戦してしまうかもしれません。

1.インナーケア・メンタルケアに興味がある

アロマオイルは植物やハーブの力を凝縮した精油です。それを身体の中に取り込むことによって、ヘルスケア・ビューティケアに活かしていくという考え方が基本になります。

日頃からサプリメントを摂取したり栄養学に興味のある方、ヨガなど自分の身体と心に目を向ける習慣のある方の方が、学習内容が頭に入ってきやすいでしょう。

無理せず続けるインナーケア12選。腸活・美肌・酸化糖化ケア
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2.化学的な成分や効能が好きな人

精油に含まれる成分名(リナロール、α‐ピネン等)や、その成分の効能人体への作用についての話が多く出てくるので、学校の科目でいうと化学・生物あたりに抵抗がない方の方が受け入れやすい内容かと思います。

アロマオイルの希釈に関する計算問題なども出てくるので、理系が苦手な方には面白くない内容もあるかもしれません。

3.匂いに好き嫌いが少ない人・嗅ぎ分けられる人

これが一番大事かもしれません(笑)
私のまわりにもいらっしゃるのですが、どの精油を嗅いでも概ね同じ匂いに感じるという方、アロマの種類によって香りの好き嫌いがあるという方、こういった方々にとってはかなり苦しい検定となってしまいます。

2級でも11種類、1級では30種類の精油に関して、香りの嗅ぎ分けテストがあるので、まずここがクリアできそうか、香りのサンプルを取り寄せてチェックをしてみることをおすすめします。

アロマオイル種類

アロマテラピー検定を独学で取得するメリットは?

私はアロマとは関係のない仕事をしているし…とお思いの方もいるかもしれません。私もそうでした!
でも実際に知識をつけてみると、仕事中や生活の中でいろいろと活かせる場面が多くあります。

生活の中でのセルフケアに役立つ

どうも仕事に集中できないときにグレープフルーツの香りを嗅いで頭をリフレッシュさせたり、生理痛やPMSがつらいときにゼラニウムの香りを嗅いで心身を落ち着かせたり…
薬で解決するまでもない頭や心のモヤモヤや、なんとなく不調の時に頼れる存在になりますよ。

精油

またアロマの精油には注意点もあり、直接肌につけると危険が及ぶ場合や、妊娠中や外出時など使うシーンによってはマイナスの効果を生む場合もあります。
既往症のある方やお子様・ペットなど、使う方によっても注意しなければならないポイントがあるため、しっかりとした知識を持って活用していけることは大きなメリットとなります。

買い物に役立つ

入浴剤やハンドクリームを買う時に、どの香りにすべきか迷ってしまうことはありませんか?
「最近寝付きが悪いので、ラベンダーの香りにしてみよう!」などと、理由を持って香りを選べるようになるのも1つのメリットです。

仕事に活かせる人もいる

整体やマッサージ関連のお仕事をされている方は、もちろん空間や施術に使うオイルやそのブレンドに関する知識がつくと、お客様に対するカウンセリング能力がよりアップするかと思います。
それ以外にも、アパレルや雑貨店などの店舗で働く方や、企業の働く環境を整える役割を担っている方にとっても、人が過ごす空間づくりのスキルとしてアロマを強みにできるかもしれません。

アロマテラピー検定の独学での勉強方法・勉強期間

私が実際に独学で受験に臨んでみた中で、下記の6ステップを踏んでみるのが早期習得へのコツだと感じます。

1.勉強期間のスケジュールを立てる

どんな資格・検定でも当たり前の部分にはなりますが、次の試験日はいつなのかを確認し、逆算して勉強計画を立てましょう。
社会人で週1〜2日程度しか勉強ができない場合、最低2〜3ヶ月は見ておくとよいかと思います。

2.アロマテラピー検定の学習に必要な教材を揃える

必要となる教材は2点あります。どちらも必ず使うものになるので、まずはこちらを取り揃えましょう。

公式テキスト・公式問題集

公式テキスト

必ず「公式」のテキスト・問題集を手に入れましょう。
実際の検定試験で出てくる言葉の言い回しが公式テキストに書いてある内容とかなり近しくなっています。特に香りの表現に関して、別の言い回しに慣れてしまっていると試験に苦戦する可能性があるので、公式のもので揃えることをおすすめします。

検定対応エッセンシャルオイルセット

エッセンシャルオイルセット

これも必須で必要です。適性の部分でお伝えしたとおり、テキストよりも先に購入した方がよいものになります。
精油は1点ずつそれなりに高価なものになるため、11種類〜30種類の精油を自分で1つずつ揃えようとすると膨大なお金がかかります。検定対応用に少量ずつ精油を集めたキットをフレーバーライフさんが用意してくださっており、良心的な価格になっているためこちらを購入すると安心です。

▼ご購入はこちらから

下記のセットであれば、香りテストの対象精油を全部で5,000円で揃えることができます。

検定対応エッセンシャルオイルセット

▼自分で揃える場合の対象精油の一覧

下記の一覧が香りテストの対象の精油です。1級の受験用に自力で単品を買い揃えていくと、一番小さい3mlのボトルを買い集めても全部で10,000円は超えてしまうので、やはりセットでの購入がおすすめです。

▼2級 / 香りテストの対象精油(9種類

スイートオレンジ・ゼラニウム・ティートリー・フランキンセンス・ペパーミント・ユーカリ・ラベンダー・レモン・ローズマリー

▼1級 / 香りテストの対象精油(17種類)

イランイラン・クラリセージ・グレープフルーツ・ジュニパーベリー・スイートマージョラム・ベルガモット・レモングラス・ローマンカモミール

(↓2級と同一)
スイートオレンジ・ゼラニウム・ティートリー・フランキンセンス・ペパーミント・ユーカリ・ラベンダー・レモン・ローズマリー

3.テキストの内容を一読する

まずは「内容を覚えなきゃ」ということを気にせずに、一読しましょう。
読みすすめていくと、意外とカフェなどでリラックスしながら読んでいても、先程の適性のある方ならすっと頭に入ってくる内容ですし、テキストを読んでいること自体での癒やし効果もあるくらいです!

必死に覚えなければいけないのは、公式テキストの最終項目に載っている精油の名前・抽出方法・香りの特徴・含まれる成分・効能・使用上の注意の部分です。

4.精油の種類・効能・香りを覚える

これは自宅で、先程の検定対応エッセンシャルオイルセットを広げながら覚えましょう。
エッセンシャルオイルの香りを嗅いで、自分なりに香りに感じた感覚をメモしながらテキストを読んでいくといいですよ。

私も「この精油は〇〇の香りに似ている、〇〇の場所で嗅いだ香り」のように自分なりの解釈とテキストに書いてある内容を一致させながら覚えていきました。
香りの嗅ぎ分けテストの際にはテキストは手元にないですから、自分なりの解釈が頼りになるわけです。

5.過去のテスト・問題集を解く

まだテキストの内容を覚えて切れていないと思っても、テキストを一周したら問題集に一度取り掛かってみましょう。
実際の設問ではどの粒度で問われるのか感覚を掴んでから、テキストを復習した方が効率がよいですよ。

6.生活の中で実践してみる

これが意外と重要だったりします。
例えば、ちょっと頭痛がするときに「そういえば頭痛の時に頼れるアロマはなかったっけ?」とテキストの知識を日々実践していくと、その実践によって知識の定着率がかなり高くなっていきます。体で覚えた方が早い、ということですね。

アロマディフューザー

アロマテラピー検定は1級・2級どちらを受けるのがおすすめ?

1級と2級は併願可能なので、まとめて受験するのがおすすめです。

1級の範囲には2級の内容も含まれますし、実践の面でいうと先述のとおり1級までまとめて勉強をする必要があります。公式のテキストと問題集も、1級・2級の内容が1冊にまとまっているので、両方まとめて受験した方がお得ともいえますね。

いきなり1級を受験することもできるので、自信のある方は1級のみ申し込むのでもよいかもしれません。

アロマテラピー検定の試験日程は?

大体毎年、年2回5月と11月に実施される傾向にあります。

次回2024年度の試験は、下記となっているようなので、ご自身の学習ペースに合わせて準備をすすめていきましょう!

第50回アロマテラピー検定
実施日 :2024年5月12日(日)
受付期間:2024年2月上旬~3月上旬予定

申し込みページはこちら→

アロマテラピー検定の独学のスタートは、オイルセット!

先程のとおり、まずは香りの嗅ぎ分けができるか?好き嫌いがないか?を確かめることから始めた方が安心ですので、お得に検定対象のオイルがコンパクトにまとまったエッセンシャルオイルキットを購入しましょう!

▼ご購入はこちらから

検定対応エッセンシャルオイルセット

嗅ぎ分けや好き嫌いに問題ないことを確認できたら、勉強のスケジュールから立てて頑張っていきましょうね。

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クリエイティブな働きうさぎ
PLAY WORK aholic(プレイワーカーホリック)、仕事と遊びの境目なくワクワクにのめり込む世界を目指している。 安月給の事務職OLから這い上がり、ブラック企業で昇進して事業責任者になったり、フリーランスとして独立し自由を手に入れる方法にまあまあ詳しくなった悟りのうさぎ。
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