【末広町】レトロかわいいが詰まる街。穴場喫茶で静かに暇つぶし
上野と秋葉原の間に位置する『末広町』。
どこか昭和を感じるカフェ・ディナー・スイーツを楽しむレトロな1日のプランをご紹介します。
“レトロかわいい”映え写真をたくさん撮りたい方におすすめ♪
タイムライン・目次
写真映えするクリームソーダとナポリタンを堪能。
学問と勝負の神様にお参り。
ほっと落ち着ける空間でコーヒーをいただく。
チロルチョコのアウトレット品や限定品をGET!
古民家フレンチでゆったりと贅沢な時間。
末広町駅に到着(12:30)
末広町駅は都道437号沿いにある駅。
ビルがずらっと立ち並ぶ街並みで、オフィス街の印象が強いかもしれません。
3番出口、または、4番出口を出て、北側・湯島駅方面へ進んでいきます。
不純喫茶 ドープへ(12:40)
雑居ビルがたくさんの道のりを歩いていると、突然現れるさくらんぼのマーク。
ここが不純喫茶 ドープです。
SNSで人気なので、もしかすると並んでいて入れないかな?と思いきや、この時間は意外と席が空いています。
店内に入ると、写真のイメージ通り、日本のポップスが店内に流れる昭和な空間。
SNSで話題のクリームソーダを頼むぞ!と張り切ってメニューを開きます。
ドープのロゴが入ったグラスで提供されるドリンクは下記の8つ。
・ニトロコーヒー生クリーム 660円
・ニトロコーヒー 600円
・クリームソーダ ブルーハワイ 640円
・クリームソーダ メロン 640円
・クリームソーダ はちみつレモン 640円
・クリームソーダ いちご 640円
・クリームソーダ ピーチ 640円
・クリームソーダ グレープ 640円
ニトロコーヒーは、ビールのようにサーバーから出すクリーミーなコーヒーとのこと。
気になる…と思いきや、売切れだったので今回は断念!
クリームソーダも想像していた倍の種類がありましたが、ここは見栄え重視で一番色の濃そうなブルーハワイを選びました!笑
飲み物だけでなく、もちろんランチメニューもあります。
・ナポリタン 980円
・ミートソース 980円
・オムライス 980円
・だし巻き卵サンド 860円
昭和レトロといえば、やっぱりナポリタンだろう!と思い注文。
ブルーハワイの青と、ナポリタンのオレンジがいい色合わせで映える…!
喫茶店の料理だからと若干侮っていた部分があったのですが、たっぷりのトマトケチャップがかなり太麺のパスタに絡んでいてとても濃厚。
ゴロゴロと入っているベーコンも、燻製の香りが引き立っていておいしい!
合間に飲むクリームソーダも、あまり飲んだことはないけれど(笑)どこか懐かしい味です。
▼不純喫茶 ドープはこちら
https://www.instagram.com/kissadope/
Instagramから、この独特な雰囲気をぜひ味わってください!
湯島天満宮へお参りに(14:00)
ランチを終えたらどこに行こう…この駅なにがあるんだろう…と調べていると、湯島天満宮の文字が!
『学問の神様』菅原道真公が祀られる神社で、受験シーズンになると合格祈願でたくさんの人が訪れる場所ですね。
ドープを出て、さらに北側に進んでいくと、住宅街の真ん中に突然現れる境内。
雨にも関わらず、お参りの列ができています。さすが名所です!
実は、学生の受験だけではなく、様々な勝運アップのご利益が得られる湯島天神。
資格試験、就職・転職活動、スポーツの優勝、仕事や縁結びの成功など、様々な勝ち目を期待したい方でもお参りしてよいとのことです。
そして、すこし感動したのがこれ。
これはうさぎの置物ではなくて、おみくじなんです。かわいい!
うさぎの尻尾の紐を引っ張ると、おみくじの紙が出てくる!
境内の裏側にいくと、庭園も広がっていました。
雨だったのであまりゆっくりできませんでしたが、お天気がよければすこしうろうろお散歩をしてみてもよいかもしれません。
▼湯島天満宮はこちら
https://www.yushimatenjin.or.jp/
SHANGS CAFE’へ(15:00)
結構遠くまで歩いてきてしまったので、末広町駅方面に戻ります。
たくさんお散歩したので、しばし休憩を。
大通り沿いに、SHANGS CAFE’(シャンズカフェ)というカフェを発見!
調べてみると、末広町で10年以上続く自家焙煎コーヒー専門店とのことです。
外観からすこし堅そうな印象を受けたのですが、扉を開けると、優しくて温かい店員さんたちと、居心地のよい空間が出迎えてくれます。
酸味を控えめにコーヒー豆をローストされているとのことで、軽やかな酸味が強いコーヒーよりも、コクや苦味がお好みの方はぴったりかもしれませんね。
様々な豆の種類のメニューがたくさんある…!
せっかくならブラックコーヒーの方がよいかとも思いつつ、すこし雨で体が冷えてしまったので、私は口当たり優しそうなホットカフェオレを頼みました。
カフェラテではないのに、わざわざミルクを泡立てて淹れてくれる気遣いにほっこり。
乳脂肪分が高めの牛乳を使われているのか、ミルクの甘味がとても強く、コーヒーの奥深いコクとマッチして、心が緩みます…。
無料Wi-Fiも用意されていて、すごく居心地のよい空間だったので、ここでカフェオレを飲みながらしばらく本を読んでゆっくりと過ごさせてもらいました。
▼SHANGS CAFE’(シャンズカフェ)はこちら
https://shangs-cafe.com/
Shop チロルチョコへ(17:00)
実は末広町に来たのはこれをテレビで見たのがきっかけでした。
Shop チロルチョコという、チロルチョコのアウトレット品やお安く手に入ったり、限定のチロルチョコを楽しめるお店。
お店のガラスに貼られたチロルチョコのシールがかわいくてわくわくする!
中に入ってみると、棚にたくさんのチロルチョコが並んでいます。
限定の味はもちろん、自分で注文しないと変えないはずの『世界にひとつだけのオリジナルチョコ』DECOチョコも、ユニークなオリジナルの柄が印刷されて売られています!
元祖チロルチョコ、ミルクヌガーも置いてありました。
これはあまりコンビニやスーパーでお目にかかれることがない商品のような。
私が伺ったときは、大好きなしろくまちゃんのホットケーキとコラボのチロルチョコがあったので、好きな絵本のシーンをピックアップして買ってきました。
味はもちろんホットケーキ味!
食べるのがもったいないくらいかわいいです…!
▼Shop チロルチョコはこちら
https://twitter.com/Shop_tirolchoco
上記Twitterから、最新の商品の入荷状況を知ることができるので、チェックしてみてください!
KUFUKU±でディナー(18:00)
さて、お待ちかねのディナーはKUFUKU±(暮富食)さんに向かいます。
Shop チロルチョコからすぐのところにありますよ。
なんとも素敵な外観…!
ここは築70年の古民家をリノベーションした、古民家フレンチなんです。
日本各地の伝統食材を、日本独自の発酵・熟成の技術を用いて調理される、創作フレンチが楽しめます。
“時間”をテーマにされていることもあり、店内は余裕があって、とっても落ち着いた雰囲気。
フレンチというとすこし身構えてしまうところがありますが、どこかほっとする空間。
肩を張らずに楽しめるフレンチ、個人的には嬉しい存在です。
『季節のシェフのおまかせコース 8,500円』を予約していたのですが、メニューはこんな感じ。
私が伺ったときは春だったので、蓮や鰆など春らしい食材がたくさん詰まったコースでした!
品数やドリンクに違いはあれども、どのコースも四季折々の食材を使われるので、季節に応じて違うメニューを楽しめそうですね。
フレンチでは見かけない、最中やラーメンなどのメニューが混ざっているのが個性的で楽しみ!
ということで、さっそく前菜の最中が出てきました。
すごく美しい…!
富山の地酒『満寿泉』のジュレに、鮎とイチジク、うるいという山菜が添えられた最中です。
口の中に入れると、それぞれの食材の味が複雑に混ざり合い、深みに深みを重ねたここでしか味わえない特別な味…!
このあと、うどと白味噌のクレープが出てきまして、その後に現れるのがトリッパです。
トリッパは胃袋のホルモンですが、そこにトマト麹が絡められ、こごみという山菜と、発酵した新玉ねぎのソースが添えられた一品。
ただのトマトソースではなく、トマト“麹”ならではの優しいお味に、新玉ねぎのソースの旨味が染みる…こごみの苦味がそこに重なり最高のマリアージュです。
その後、発酵玄米と猪でできたラビオリが出てきたら、いよいよ次はメインディッシュ。
お魚とお肉、1品ずつ出していただけます。
こちらはお魚のメニュー。
鰆に、てんさい糖米麹・行者にんにくのソースと、菊が添えられた美しいお料理です。
鰆そのものもおいしいのに、たっぷりのソースを絡めるとまた違う美味しさが楽しめて、鰆が足りないくらい!笑
お肉のメニューは、青森県産の鴨肉に、大吟醸酒の酒粕・タラの芽・鯖節が添えられたお料理をいただきました。
シメのお料理は、なんとラーメン!
浅草開化楼の麺に、秋田のしょっつるのお出汁、そしてじゅんさいが入った和風で個性的なラーメンです。
じゅんさいの独特のぬめりと、ほっとするお出汁のやわらかい味わいが体に染みて、癒やされます。
そしてシメのあとには、驚くことにスイーツが2品も登場。
そのうちの一つが、このジェラートです。
これもまた、幻想的なビジュアル。
蓮を使ったジェラートに、羊羹が添えられています。
蓮を食べたこと自体が初めてだったのですが、抹茶とはまた違う青い香りが漂い、でもクセのない爽やかな香りですっきりと食べられる。
そこに羊羹のあんこの甘みが効いていて、とてもおいしかったです!
▼KUFUKU±(暮富食)はこちら
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13233744/
すべてが想像を超える創作料理で『初めて食べるもの』『ここでしか食べられないもの』ばかりなので、ぜひ一度訪れていただきたいおすすめのお店です。
末広町駅に戻る(20:30)
最後に温かいお茶をいただいたら、まったりとした気分のまま駅へ向かいます。
レトロがたくさん詰まった優しくて温かいコース、いかがでしたでしょうか?
タイムスリップしたようなゆったりと流れる時間を楽しみに、末広町に行ってみてください♪